本文へスキップ

電話でのお問い合わせはTEL.029-821-3670

〒300-0385 茨城県土浦市大岩田2472

トピックスTOPICS

季節関連トピックス  ⑦マイコプラズマ感染症

  • Q.1:マイコプラズマ感染症とは?                                   

     マイコプラズマという病原性微生物(細菌でもウイルスでもない)が感染しておこる肺炎です。
     初期症状は、風邪症候群様の症状と似ています。発熱、疲労感、頭痛、咽頭痛、消化器症状、咳、発疹などです。症状は個人差が大きく、発症初期は乾いた咳ですが、時間の経過と共に咳は強くなり、解熱後も1ヶ月程度続きます。
     合併症として中耳炎、関節炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、心筋炎、溶血性貧血、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群などがあります。                        

Q.2: マイコプラズマ感染症の症状は?

  マイコプラズマ感染症の潜伏期は2~3週間程度といわれています。風邪やインフルエンザは4~5日と言わ
 れていますが、マイコプラズマは体内に侵入してから症状が現れるまでの潜伏期が長いのが特徴です。
  マイコプラズマ感染症の人と接触してもすぐに症状はでません。
 ではどんな症状が出てくるのでしょうか?

 ① 38~40度の高熱がでます。発熱で発症します。
 ② 空咳がでます。だんだんと痰がからんできます。自制できないほど頑固な咳です。
 ③ 胸痛や疲労感、頭痛や咽頭通を伴うこともあります

Q.3:マイコプラズマ感染症の症状が出たときは?

  マイコプラズマ感染を確認するには、抗体検査を行ないます。発熱から5~7日たてば、マイコプラズマに
 感染しているかどうかがわかります。症状が出始めてからの期間が短い場合は、検査が陰性になってしまう場合
 もあるので注意しましょう。胸部X線写真は、すりガラス状の間質性陰影を見ることが多いです。飛沫感染する
 ため家庭、学校、職場で流行しますので、流行が診断の助けにもなります

  • Q.4:マイコプラズマ感染症の治療方法は?                              

     マイコプラズマには通常外来で処方されることの多いセフェム系抗生物質が効きません。逆にマイコプラズマに効果のあるマクロライド系抗生物質が処方されます。ですから、症状を起こしている病原体がマイコプラズマなのか、細菌なのか、ウイルスなのかを見極める事が、お子さんの治療を行っていく上重要です。

 マクロライド系の抗生物質は苦みがあります。お子様に飲ませる場合は、濃厚な味の物(ココアやアイスクリームやプリンなど)と混ぜるなどの工夫をしましょう。酸味のある物(ヨーグルトやイオン飲料やオレンジジュースなど)は苦みが生じます。
 マイコプラズマ感染症は、一度かかっても再度発病することがあります。一生免疫ができるとは限りません。
 成人より小児に合併症の頻度が多いとされています。
 きちんと診断をうけて、治療しましょう。
 感染予防のためには、感染者との接触を避け、マスク、うがい、手洗い、湿度を高くするなどが効果的です。


ぷらす調剤薬局

 〒300-0835
 茨城県土浦市大岩田2472
 TEL 029-821-3670
 FAX 029-821-6405


かかりつけ薬局
地域の皆様へ

トピックス
 お薬手帳

 ジェネリック医薬品

 在宅医療

スマートフォン版