大量に汗をいた時に体外に排出されず皮膚の中にたまってしまうと、皮膚の下の組織に漏れ出します。
水ぶくれができたり、赤いブツブツができたりします。
あせもができやすい場所は、頭、額、首、肘の内側、脚の付け根やお尻、膝の裏側などにみられます。
乳幼児は、自分でスキンケアをすることができないため、汗をかいたら汗を拭いたり、着替えさせたりするなど、お母さんがきめ細かくみてあげることがとても大切ですね。
かゆみのない、水晶様汗疹(白いあせも)はそのままでも自然と治ります。
予防方法を参考にスキンケアをしましょう。
一方、紅色汗疹(赤いあせも)がたくさんできた場合は、塗り薬で治します。かゆみを抑え、症状がひろがらないようにすることが大切です。
ステロイドが配合されている代表的な塗り薬はロコイド、キンダベート、リンデロン-V、リンデロン-VG、ベトネベートN、プロパデルムです。
非ステロイドはコンベック、スタデルム、アズノール、亜鉛華軟膏、フエナゾールなどがあります。
皮膚だけに異常がある場合は皮膚科ですが、お子様の場合はかかりつけの小児科医で診てもらえます。
吸湿性や通気性のよい服装にしましょう。汗をかいたらすぐに洗い流すのが効果的ですが、濡れタオルなどで拭くなど、清潔にしましょう。
また暑い時期でも室内の空調などにより、肌は乾燥しています。保湿ケアをしましょう。