○○町の○○○科クリニック。です。

ぷらす調剤薬局

季節関連トピックス

HEADLINE

⑤汗疹(あせも)

Q.1: あせもは何故できる?

 大量に汗をいた時に体外に排出されず皮膚の中にたまってしまうと、皮膚の下の組織に漏れ出します。
 水ぶくれができたり、赤いブツブツができたりします。
 あせもができやすい場所は、頭、額、首、肘の内側、脚の付け根やお尻、膝の裏側などにみられます。 

 乳幼児は、自分でスキンケアをすることができないため、汗をかいたら汗を拭いたり、着替えさせたりするなど、お母さんがきめ細かくみてあげることがとても大切ですね。

Q.2:汗疹の治療は?

 かゆみのない、水晶様汗疹(白いあせも)はそのままでも自然と治ります。
 予防方法を参考にスキンケアをしましょう。
 
 一方、紅色汗疹(赤いあせも)がたくさんできた場合は、塗り薬で治します。かゆみを抑え、症状がひろがらないようにすることが大切です。

 ステロイドが配合されている代表的な塗り薬はロコイド、キンダベート、リンデロン-V、リンデロン-VG、ベトネベートN、プロパデルムです。

 非ステロイドはコンベック、スタデルム、アズノール、亜鉛華軟膏、フエナゾールなどがあります。

 皮膚だけに異常がある場合は皮膚科ですが、お子様の場合はかかりつけの小児科医で診てもらえます。

Q.3: 予防方法は?

 吸湿性や通気性のよい服装にしましょう。汗をかいたらすぐに洗い流すのが効果的ですが、濡れタオルなどで拭くなど、清潔にしましょう。
 また暑い時期でも室内の空調などにより、肌は乾燥しています。保湿ケアをしましょう。   
      

 ステロイド薬の副作用を心配される方もいますが、ステロイドは炎症を抑える作用が強い薬です。医師の指示通りに使用することで症状が改善されます。自己判断での使用はやめましょう。
 非ステロイド薬は効き目が穏やかですから、デリケートな部位によく使われます。しかし、非ステロイド薬でも副作用で接触性皮膚炎を起こすこともあります。
 治療薬に関しては、医師または薬剤師に相談しましょう。