冬の寒い時期の入浴法は血圧の乱高下により、血管に大きな負担がかかります。
心身リラックスできるお風呂が、入浴の方法によってリスクがあります。
高血圧の方の入浴方法についてのポイントをご紹介します。
⦿血圧が乱高下する原因とは?
暖かい部屋から寒い脱衣所へいき洋服を脱ぐと、急激
な温度差により、体の熱を逃がさないように血管が収縮
し血圧が上昇します。
熱めのお風呂をも危険度がアップします。浴槽の温度
が高い場合、血管が収縮され高血圧状態になりやすい
のです。
浴槽に浸かり体が温まってくると、収縮していた血管
が拡張します。これにより、急激に血圧が下がります。
血圧の乱高下は、動脈硬化の影響で血管が破裂した
り、詰まってしまうなど危険な状態を引き起こす可能性
があります。
⦿入浴時の注意点は?
①脱衣所の温度
脱衣所と部屋の温度差をなくしましょう。
②浴室の温度
浴槽の蓋を開け浴槽全体の温度をあげましょう。
シャワーなどで、湯気を利用し浴槽の温度を上げる
ことも効果的です。
③浴槽の温度
熱めのお風呂は避け、39~41度の少しぬるめの設
定にしましょう。
④水分の補給
汗をかくことにより、血液がドロドロにならないように
入浴前と入浴後は水分を補給しましょう。
⑤食前の入浴
食後は消化器に血液が集中するため出来るだけ食
前の入浴がお勧めです。
食後、飲酒後は入浴は控えましょう。
⑥入浴時間
入浴時間は長すぎずのぼせないように、10~15分程
度にしましょう。
長く入りたいときは、かけ湯や半身浴などで自分の
体調と相談しながらの入浴をしましょう。