検査の結果SASと診断されたら、治療が必要となります。
原因により、治療法はいくつかあります。
・肥満の改善
肥満のために無呼吸になっている場合は、肥満を解消すればSASも改善します。
適度な運動を行い、栄養バランスのとれた食事を摂るようにしてください。
肥満は他の病気の要因にもなるので、早めの改善をお勧めします。
・外科手術
扁桃が大きい場合などは、気道をふさぐ部分を切除する手術もあります。
ただ治療効果が不十分だったり、数年後にSASが再発することがあるので、手術には慎重な判断が必要です。
・マウスピース装着
マウスピースで下顎を上顎より前方に出すように固定させることで、上気道を広く保ちいびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。
軽症の場合はこれで呼吸が改善します。
・CPAP(持続陽圧呼吸療法)治療
重症の場合、CPAPという機器を使い、睡眠中に鼻から空気を送り込み呼吸を促す治療法があります。
健康保険適用で、CPAPの機器はレンタルとなります。
効果は高く、使用開始時から無呼吸の回数が減り良質な睡眠が得られます。
欠点としては、鼻や喉が乾燥しやすいこと、SASが治るわけではないのでずっと使用を続けなければならないことがあります。
SASを予防するためには…
・肥満にならない
・過度の飲酒をしない
・喫煙を控える
・寝る姿勢を横向きにする
以上のようなことにお気をつけください。
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